瑞浪市長・きなぁた社長対談

 

 

瑞浪市長 
水野 光二

 

みずなみアグリ株式会社
代表取締役社長 鷲尾 賢一郎  

 

ハム工房のオープンも近づき、きなぁた瑞浪が6月を以って8周年を迎えます。

改めて市長として、社長として、これまでどうであったか、また、今後の展望についてもお話を伺いたいと思います。

 

 

水野市長

平成19年に市長に立候補する時に市民の皆さんにたくさんの意見を聞かせていただいたんです。

 

 

水野市長

そのときに朝市を運営している農家の皆様方の会場へ行って、いろんな意見を聞きましたら、
せっかく自分達が丹精込めて作った野菜を雨、風など心配せず販売ができる常設の施設がほしいとご意見をいただき、
当時の愛知商工会議所会頭やJAの坂崎組合長等に相談をしました。

 

地元瑞浪の野菜の説明を受ける水野市長と鷲尾社長

 

水野市長

なんとか瑞浪に直売所を作りたいんだと、これは農家の方々の熱い思いなんだということが大きなきっかけとなって、直売所を作ろうということになったわけです。会頭が鷲尾商工会議所会頭に、組合長が水田組合長に代わられて、より具体的にこの直売所の計画が前へ進むようになって、8年前にですね、今の場所にきなぁた瑞浪をオープンすることができました。

水野市長

今では農家の方の販売の拠点であり、市民の集まれる拠点であり、そして市外の方の観光の拠点になってきたかなと、そんな風に思います。その想いが鷲尾社長をはじめ、きなぁた瑞浪のスタッフ全員の努力による成果だと感謝しております。

 

鷲尾社長

私は今、みずなみアグリの社長という大役を仰せつかっておるわけですけれども、商工会議所の会頭としては多くの企業から出資いただき、株主になっていただいています。

 

鷲尾社長

その株主の皆様に瑞浪ボーノポークを使っていただく事、市内13のゴルフ場でギフト、レストランなど幅広く使っていただくという事がきなぁた瑞浪にとって有難い事であると思っております。また、個人的には私も野菜や栗などを出荷する1人の出荷者として、他の出荷者と共通の話題で盛り上がることができることが非常に嬉しく思っております。

 

鷲尾社長

自然相手なので厳しいことも多いのですが、これからもより良い野菜を今まで以上に沢山出荷していただけるようにお願いしたいと思っております。瑞浪市は歴史の町、陶器の町、化石の町、ゴルフの町としてPRしておりますけども、そこに新しく瑞浪ボーノポークを使ったハムの町として5番目の売り文句を全国に発信していきたいですし、ふるさと納税返礼品としてもPRしていきたいと考えております。

 

建築中のボーノポークハム工房“瑞浪”を視察

 

水野市長

きなぁた瑞浪の今後という事ですけれども、農家の皆さんの野菜や肉の発信拠点と同時に観光振興の拠点位置づけでいる施設ですから、第3段があるわけです。

 

 

水野市長

今後、更に用地を確保して、地元の方も、観光で訪れた方もふれあえるような、ふれあい広場と言いますか、ふれあい空間というような場所を作り、その中に野菜、肉、ハムをすぐに食べていただけるようなバーベーキュー場のような機能を備えた施設を作りたいなぁと、そんな構想を持っています。

 

 

水野市長

そうすることで、直売所、ハム工房、ふれあい広場(バーベーキュー場)の3つの相乗効果でより魅力的なきなぁた瑞浪になっていくのではないかなぁと考えております。

 

鷲尾社長

農業の6次産業化ということが言われております。野菜、肉の生産だけではなく、ハムへの加工、バーベキュー場での消費までを行うことはまさに6次産業化の好事例となると思います。

 

 

鷲尾社長

きなぁた瑞浪で新鮮な野菜とお肉、ハム・ソーセージを購入して、そしてそこですぐに食べていただくと。これからの瑞浪市の農業や観光の一つのあり方になってくると考えております。
ぜひ市長さんとともにがんばりたいと思っております。